2019.02.22
セミナー情報
家族信託セミナーin津(2月22日)
皆さま、こんにちは!代表の星尾でございます。
本日は先週の三重FM出演の流れもありまして、三重県津市で相続及び家族信託セミナーの講師を行ってきました。
信託に関しては、名古屋では最近話しも多く聞くようになってきましたが、三重の先生に話を聞いてもまだまだ実務を行っている士業は少ないとのこと。私自身も愛知県を中心にセミナー等を行っていますが、今後は他県でも積極的に行っていきたいと思います。
信託の認知度が高まる事はとてもいいことなのですが、ただ最近信託に関しては気になる点もあります。
民事信託の認知度が少しづつ増えていることに影響してかわかりませんが、今年に入って当社に対して、既に民事信託を他の専門家に依頼して組成はしたけれども、その後問題が生じて困ってしまっているので何とかならないか、とのご相談が数件ありました。
個別具体的なお話は出来ませんが、例をあげますと、①契約書の内容に将来的な税務リスクがあるのにそれを回避していないケース、②委託者兼受益者の認知症発症による資産凍結を防ぐためを目的とした信託なのに、逆に資産凍結が生じてしまうような条項が契約書に記載されてしまっているケース、③契約書の内容自体は問題なく整っているが、その信託を利用したスキームに、民間業者の制度自体が追いついていない為、最終的にはスキームが組めず、依頼者が本当に希望していた事が現実的には叶わなかった、まさに「絵に描いた餅」になって困ってしまっているケース。
これらは一例ですが、せっかくいい制度ですので、最終的にお客様を困らしてしまっては意味がありません。私自身も身を引き締めて、最新の知識と最新の情報を常に取得できるようにアンテナを立てて業務を行おうと思います。
星尾